頭金2割時代のリアル
物件をたくさん買いたいのに、自己資金が足りない。そう悩む投資家は少なくありません。
今は物件購入に頭金2割が求められる時代です。1億円の物件なら自己資金2,000万円、諸費用まで含めると約3,000万円が必要になる計算です。物件を買うたびにこれだけの自己資金が必要だとすれば、なかなか思うようには買い進められません。
ただ少し視点を変えてみると、都内のタワーマンションや戸建て住宅が1億円を超えることも珍しくない今、10世帯入る収益マンション1棟が1億円というのは、むしろ割安とも言えます(もっとも利回り6%台の物件は収支が厳しいため、慎重な見極めは必要です)。
やっていい資金調達方法
自己資金2,000万円を、すぐに用意できる人はそう多くありません。だからこそ「かき集める」工夫が必要になります。以下は、合法的かつ信頼を損なわない範囲でのやり方です。
- 親や親戚から借りる:贈与ではなく貸付として書類を作り、返済計画を明確にしておく
- 複数の貯金口座をまとめる:眠っているお金を集めると、意外な金額になることがある
- 定期預金を解約してキャッシュ化する
- 投資信託や株式などの有価証券を現金化する:不動産購入の収益インパクトの方が大きいと判断できるなら、合理的な選択
- 所有不動産を売ってキャッシュを作る:資産の組み換えという考え方
- 生命保険を解約・払済にする:貯蓄型保険にはまとまった解約返戻金が積み上がっているケースがある
- 車を売る:都市部では意外とまとまったキャッシュになる
- 副業で収入を上乗せして積み立てる:時間軸を伸ばせるなら有効
なお、自己資金が潤沢でない段階での分散投資はおすすめしません。集中して資金をつくることを優先すべきです。
絶対にやってはいけない3つの方法
一方で、どれだけ焦っていても、絶対に手を出してはいけない資金調達方法があります。
1. 友人・知人からの借金
お金の問題が絡むと、どんな関係でも壊れます。返せなくなったとき、うまくいかなかったとき、その関係は確実に終わります。人間関係は、一度壊れると取り返しがつきません。
2. 管理会社や業者からの借り入れ
信頼で成り立っている関係にお金の貸し借りを持ち込んだ瞬間、立場が変わります。良い物件を回してもらえる関係が、貸主と借主の関係に変わってしまうのです。業者との信頼関係は、不動産投資における最も重要な資産のひとつです。
3. 消費者金融やカードローンなど、金融機関以外からの借り入れ
高い利息を払いながら不動産投資でプラスを出すのは、事実上不可能です。さらに信用情報に傷がつき、以後の銀行融資が通らなくなるリスクもあります。焦りは判断を狂わせます。
まとめ
- 頭金2割時代、自己資金づくりは避けて通れない課題
- 親族からの貸付、口座の整理、有価証券や保険の解約などは合理的な選択肢
- 友人・知人からの借金、業者からの借り入れ、消費者金融の利用は絶対にNG
- 正規の金融機関以外からは借りない、これが不動産投資を長く続ける鉄則
レバレッジ型不動産投資を体系的に学びたい方へ


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